地獄からの帰還
今年最後の東京での美術鑑賞へ行ってきました。(in森美術館)
前から気になっていた「ルイーズ・ブルジョワ展」へ行ったので、
是非ご紹介できればと思います!
知ってる、見たことある!という方もいると思いますが、
東京の森ビル前にある大きな蜘蛛のオブジェを製作した方なんです😳
展示作品にも蜘蛛がありましたが、多くは人間がモチーフの作品でした。
解説と共に作品を読み解いていくと、
図らずも人物像と共に周囲の人間関係や体験したことからの、
執着とも取れる様々な感情(激情との言えるほどの…)や思いが分かりました。
また、本人の言葉がいくつか壁面に描かれていました。
感受性の豊かさからか精神分析を行いながらの作品製作など、
苦難の多い人生であったことを感じさせる深みと重みがありました。
その中で、直接的に感情が出ていると感じたのが下の写真にある言葉です。
“地獄から帰ってきた”という言葉の意図を理解せずに見に行っても、
作品を見終わった後は誰もが理解を深めて帰ったのではないかと思いました。
今後も建築鑑賞と美術鑑賞を続けて、様々な考え方・色使いなど、
良い意味で固定概念を変えることのできる経験を積みたいと思えました!!