シンボルツリーと育つ家 -富松町、一挙6邸完成です。-
以前1棟1棟テーマのある住まいを持つ富松町の家でもお話しした、富松町の家一挙6邸が完成いたしました。
神戸市中央区旗塚通りに6邸を完成させた旗塚プロジェクト(M043 hatatuka project 神戸市中央区 New building)の記事、
「街の一部をつくる。」でもお知らせしたように、複数の建物を一度に完成させる際意識すること。
それは、一つはまさに街の一部をつくるという意識を持ち、その街のデータをしっかりと洗い出し、風景にしっくりと溶け込む区画を創り出すこと。
そして、もう一つは各棟ひとつひとつがしっかりと個性を持つよう意識することです。
今回の富松町プロジェクトでは、各邸ごとに門柱と対にシンボルツリーを置きました。
シンボルツリーとは、その名の通り家を象徴するシンボリックな存在。
エゴノキ・シラカシ・コニファー・ミモザ・シマネトリコ・ハナミズキ。
どれもシンボルツリーの定番。常緑樹で枯れにくく、育てやすい人気のある木です。
各棟に植えられたシンボルツリーが6邸のつらなりを一層魅力的に魅せてくれています。
また、家と家が隣り合わせになる為、採光にも工夫を凝らしております。
天窓(トップライト)から光をとり、吹き抜けから光を落とす。
そのため、階下まで明るい光を取り込むことができます。
隣接する家同士のプライベートを守るため、窓の配置も重要なポイントのひとつ。
昼間の柔らかな外光。そして夜の街灯や月明かり。
様々な要素を考え、設置された窓から差し込むその時々の光の効果を予測しながら、部屋に置く照明のプランも決めていきます。
一直線にするのではなく、シンプルながらリズミカルに配置したトップライト。
小さなことですが少し遊び心を加えました。
エントランスにあるまだまだ小さなシンボルツリー。
これから生活を始められるご家族とともに育ち、
さらに外観をひきたて表情を変えていくことと思います。
シンボルツリーと育つ家 。富松町の6邸はWORKSにもアップしておりますので、ぜひご覧ください。