コーヒーショップデザイン対決!

京都で人気コーヒーショップ2件に行ってきました。
 
1つは皆さんご存知「スターバックスコーヒー」。(写真右)
もう一つはコーヒー界の<Apple>と言われている「ブルーボトルコーヒー」。(写真左)

スターバックスは近年キーとなる店舗ではデザインを変えて、場所性も踏まえた特徴ある店づくりをしています。
その中で京都のBALにある店舗は、名和晃平さん率いるSANWITCHがデザインをし、
若手アーティストの作品がカフェで鑑賞しながら購入もできる、名和さんだからこそ出来る内容です。
私が興味を引いたのは、どこからが作品かわからないダクト(空調配管)が絡まった、
機能的なものと思いきや、アートに転換される面白いものです。

また写真の作品では、自らにペインティングして撮影する、新宅加奈子作が印象的でした。
リラックスした状態でアート鑑賞もできる、楽しい店舗でした。

一方、ブルーボトルは長坂常さん率いるスキーマ建築計画がデザインしている店舗です。
古い京町家を改装した、京都ならではのデザインです。南禅寺の参道沿いにあり、観光客が非常に多い場所でした。
リフォームですが、いらない柱、壁を撤去し、そのまま表したものは、マイナスのデザイン手法で、
新しく取り付けたスポットライトもカバーをとり、コンセプトの統一からくる一体感のある造りです。
スピーカーは逆に溶け込むように、ダメージを与えた木製で作られています。
 

2件ともしっかりとデザインされた、コンセプトのある店舗で、それぞれの世界観を感じることができました。
やはりしっかりとした考えのもとデザイン、コーディネートされたものは、魅力的です。
上から目線ですが、両者引き分け、というところでしょうか。

TIDE.もしっかりとした考えのもとデザインしていきたいと思います!!