BOOK AND BED TOKYO 京都

数年前に雑誌でちらっと見た時から気になっていた「BOOK AND BED TOKYO」。
以前は東京にしかなかったみたいですが、京都にもできていたので遂に泊まってみました。

立地としては祇園四条駅から徒歩5分くらい。
鴨川と歌舞伎南座が目の前に広がり、飲食店も数多くあるので深夜までかなり賑やかです。

扉を開けるとすぐ右手に受付があり、気さくな可愛いスタッフさんが対応してくれます。
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アメニティ(いい匂い)、タオル、パジャマは借りることができました。男性は手ぶらでokそう。
施設全体としては、そんなに広くはないけど、ぎゅっとまとまっているなという感じ。
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天井からは照明と装飾のための本がぶら下がっていました。
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寝るところはというと、コンセプトの「泊まれる本屋」の名の通り、本棚の間にある隙間(穴ぐら的な)にもぐりこんで一晩過ごします。

部屋内はかなり質素、、というか、簡素な造り。ベニヤ板で仕切られていて、入り口はカーテンでシャーッと閉めるだけ。
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水回りに近い部屋は音が入ってこないよう厚みのある木の引き戸でした。
広さはというと、だいたい高さ80㎝、横幅120㎝、縦幅230㎝。座ると天井に頭がつかない程度。
身長180の夫も「ひろーい♪かいてきー♫」と言っていたので、十分な大きさだと思います。
奥にこれまた簡素ではありますが、一応貴重品BOXがあります。

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カプセル型のホテルは初だったのですが、想像以上に綺麗で共用のシャワールームやトイレも問題なく使うことが出来ました。
(女性専用のシャワールーム、トイレあり)
レンジ、BALMUDAのトースター、コーヒーメイカーもあり、自由に使えるようになってます。

某ハウスメーカーCMのお父さんばりに”暗くてせまぁ〜いところが大好き”な私は、まったく抵抗がなく朝まで快適に過ごせました。

必要な時にどうぞ、とチェックイン時に渡された耳栓は使うこともなく、マナーを守った宿泊客と居合わせたこともあり静かな夜でした。

どんな本があるのかというと、写真集、図鑑、絵本などジャンルの幅が広く、「死にかたログ」という毒っけのあるものから「星の王子さま」まで多種多様です。セレクトは恵文社というところで、現在BOOK AND..京都店では3000冊位所蔵しているようです。
(一気に入れ替えはしないけど、少しずつ足していったりしているそう)

変わった本を見ると血が騒ぐ私は「ものの寿命図鑑(確かそんな名前)」を始めに手に取ると、小脇にかかえてウキウキしながら部屋で読みふけりました。
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利用している人は20代後半〜60代位の男女。イギリス人のおばぁちゃんが大きなスーツケースを抱えてチェックインしている姿も目撃。
観光地どまんなかなので外国人利用客が多いと思いきや、そのおばぁちゃんとガタイのいい30代男性のおそらく二人のみ。
みんな「デザインに携わっているのかい」と問いたくなるくらいオシャレで、夜黙々とmacをカタカタしておりました。(横には勿論オシャレなクラフトビール)

泊まった感想としては、本当に良かったです。
施設の良さは上記のとおりですが、一番はスタッフさんの対応でした。
自ら周辺の美味しいお店を教えてくれたり、外国の方にも丁寧に接客している姿を見て「絶対また来よう」と思いました。
サービスの良さはリピーターを増やすことに繋がることを実感。(そういえば、リピーターらしき人も数人いた)

booking.comに評価を書き込みながら、自身のサービス精神レベルも誰か評価してくれないかなぁ。。と思いつつ小さな旅行の幕は閉じました。
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