東京

先日、東京に行ってまいりました。いろんなものを見て、充電してきました^^/

新しい建物や新しくできたお店を中心に見て、引出を増やし、また、中身を補充してきました。

一番印象に残った建物がこちら。

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かっこいいですよね。今年4月にオープンしたオーク表参道。ここのエントランスのデザインをしたのは、美術作家の杉本博司さん。

シャープにとんがったステンレスの塊、サイドに積まれた石の厚み、その一枚一枚の大きさが力強さを感じさせる。杉本さんは、神殿だ、と。うん、そう言われるとそんな感じがしてきた。いろんなうんちくがあるのでしょうが、とにかく、かっこよかった。表参道に立ち並ぶオシャレビル、有名建築家のデザインした建物が並ぶ中では、今一番光ってました。

183.JPGここは、料亭、金田中。和のカフェらしい。こちらも杉本さんのデザインです。重なり合った石積み、コケのお庭、赤茶色の植栽でつくった垣根。無駄なものがない、整った空間。小手先のデザインなどなく、重たい乱積みの石積みの陰影と苔の緑、プラスもマイナスもない、落ち着いた大人のデザインです。素敵でした。

一人で入るには、お値段がお高そうで、ちょっと尻込みしてしまう。次は社長と一緒に来て、中に入るぞ。そして、ランチを頂くぞ。

社長、よろしくお願いします(笑)

 

 

東京で、次に気に入った場所は、代官山。

こちらは代官山にある蔦屋書店。

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この蔦屋さんは、ご存知の方も多いかな。落ち着いた、ハイソな街そのままの空気が店中に充満している。

中にはスターバックスがあり、コーヒーを飲みながら本を読んだり、CDを選んだり、旅行本のコーナーには、旅行の相談カウンターがあったり。

このゆっくりした時間の流れを作り出すのはなんだろう。それは、お客さまの層、かかっている音楽、店員さんの雰囲気、。。。いろんな要素があると思いますが、やはりお店のデザインって大きいと思います。色使い、素材使い、レイアウト、通路の幅、棚の高さ、天井高さ。。。などなどいろんな要素が、うまくまとまって空間を作り出すのです。はずれてるところはどこもなかった。空間のデザインで時間の流れを作り出すことができるんだなあと。

近所にこんなところがあったら、毎週末通いたい。なんなら、代官山に住みたい!!と。

 

この蔦屋書店のお隣に、うちの設計さんお勧めのカフェがありました。

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この粗材の板貼り。かっこいい。

 

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このナチュラル感。どこかの国のアンティーク照明。窓から見える景色は、ざくっと自然な感じで作られたお庭と、落ち着いた色合いの蔦屋書店。

ナチュラルなインテリアは、かわいらしくてチープな感じになりがち。ここは、古材や粗材を使ってくずしているのにハードな感じでもレトロな感じでもない。自然な感じなのに、安っぽいかわいさはない。いろんなバランスがうまく足し合わされて、空間ができあがってる。

それに、何といっても居心地がいい。

東京の人って、居心地のいい空間でかっこよくそれを味わうことができるなあと。

かっこよくて居心地がいい。そういうのを好む人たちが住む街なんだ、東京って。この街にはこのお店がとてもよく似合う。素敵なお店です。

 

世界の東京、いろんなものが集まってくる魅力的な街。デザインも、人もお金も集まっている東京は、多くのものを見ることのできる街。あたまの中や心の中にいろんなものを詰め込んできました。

芦屋や神戸に似合った、素敵な建物、デザインをまた増やしていきたい、そう心に誓って東京を後にしました。

 

帰りの飛行機は、ぐったりです。なんてったって東京は広い。すごく歩かされる街なんです。だからスタイルのいい女子が多いのかなあ。羽田空港で、冷えたビールを飲みながら、ちょっとダイエットするか。。などと考えつつ。