コンクリートに木のぬくもりを!
近くに私立高校や大学があり、学生の街として知られる神戸市東灘区で新築2練の工事が始まっています!
ボックスガレージの上の木材に見えるところ、わかりますでしょうか?
木目が付いていて木材の様に見えるのですが、実はこれ、コンクリートで製作した、木目模様の壁なんです!
杉板の型枠を立てて、間の鉄筋部分にコンクリートを流し込み、固めて型枠を外せば、木目模様の壁の出来上がりです。
杉板と杉板の間の小さく尖った目地がより木目を強調し、味わいの深い表情が現れました。
杉板は、コンクリートパネルがまだ普及していなかった時代に一般的に使用されていましたが、その後コストの安いベニヤ板などによる型枠が主流となりました。
一時期、杉板による打放しは廃れていましたが、現在は杉板の木目の表情・テクスチャが再評価され、杉板の型枠を使った仕上げが復活してきています。
コンクリートだけれども、木目がつくことによって、優しい感じになりました。