受け継がれる家具
Ashiya Firm Trust、オフィスが完成しました。
お父様から譲って頂いた、応接セットに合うオフィスにコーディネートして欲しいとのご依頼がありました。
エントランスには、イギリスのビクトリア時代に人気のあったCranford(クランフォード)という柄の壁紙をセレクト。淡いトーンで描かれているため、重厚になりすぎず上品で落ち着いたエントランスになりました。
クリスタルビーズとブラックセードの組合わせがモダンな、壁付けのライトを社名のサインを挟んで配置。エッジの効いたランプで空間が締まります。
応接室はダークブラウンのイタリアンチェリーフロアタイルをヘリボーン貼りで仕上げ、古い洋書が並ぶ輸入クロスをセレクト。イギリスの推理小説にも登場しそうな空間です。
レフランプがむきだしになったミニマルな構造が特徴的なイタリアのアッパーライトを配置。
有機的な形のライトとデコラティブなランプスタンドの組み合わせや、個性的なクロスなど、イギリスのトラディショナルだけではない、遊び心を感じる空間に仕上げました。
シャープな事務室もモダンな柄のタイルカーペットと印象的な採光で、少しだけノスタルジックな風合いをプラス。
大切な人から譲り受けた家具を現代に適するようアレンジし、フレキシブルに空間をつくる。
人生のパートナーである家具が、次の世代へ受け継がれていくためのスキームとなるのではないでしょうか?
worksもアップしましたので、是非ご覧ください。